ハラスメント研修の方法は、大きく分けて3種類あり、eラーニング研修・集合研修・オンライン研修に分かれます。社員が研修に時間を割ける状態かどうか、対象者は誰かによっても、向いている研修方法は異なるので注意しましょう。
eラーニング研修とは、オンライン教材を受講する方法のことです。動画を視聴したり、選択式の教材で学んだりと、オンライン教材を活用してハラスメントの基礎知識を身に付けていきます。
集合研修やオンライン研修と異なる点は、リアルタイムでの受講が求められない点です。社員それぞれが時間があるときに、1プログラムあたり5~10分程度の研修を受講します。時間や受講場所が限定されないため、役職問わず受講しやすく、組織全体でハラスメント研修を受けたい企業に向いています。
集合研修とは、社員が一カ所に集まり、リアルタイムで研修を受講する方法です。社員の時間を確保する必要がありますが、実際にグループワークやディスカッションを通して、ハラスメントの知識を習得できます。研修を受講している姿を確認できるため、研修中の内職を防止でき、ハラスメントへの深い理解を促すことが可能です。
オンライン研修は、社員がどこにいても、インターネット環境さえあれば参加できる方法です。遠方からでも受講できるため、複数拠点で一度に研修を実施したい場合におすすめです。ただし、従業員の時間を確保する必要があるので、全社員が一度に受講することは難しいと言えます。階層別研修の実施などを検討している企業に向いています。
ハラスメント問題の解決方法を5つ紹介していきます。ハラスメント問題に備えるためには、以下の内容に着目してみてください。
組織の現状と課題に応じたハラスメント研修を実施するには、社内の状況の把握から始める必要があります。Webアンケートなどを実施して、現状を把握しておくことが大切です。
ハラスメント研修は、組織全体で行う必要がありますが、組織での役割によって受講すべき内容は異なります。対象者別のプログラムを設定することで、自分事として捉えやすくなります。
画一的なハラスメント研修を実施すると、講義中に内職をする社員や、居眠りをする社員が発生してしまいます。参加者が主体的に学べる研修を実施し、退屈にならないプログラムを考えましょう。
ハラスメント研修を実施する際は、研修前後にアンケートを取ることをおすすめします。受講者の意識に変化があったのかが明確になり、次回開催の目安となります。
ハラスメント研修は繰り返し行うことが大切です。一度学んだ内容も繰り返し実践しないと、身に付けるのは至難の業です。定期的に振り返られる環境を構築しましょう。
ハラスメント研修は、全社員に対して実施する必要があります。部下・上司・管理者・経営者の視点で、客観的にハラスメントについて学ぶことで、各々の立場になって考えられるようになります。
TWO TYPES
ハラスメントは上司からのみではありません。最近では部下から上司へのハラスメント行為問題視されています。そのほか先輩から後輩へ、同僚同士、社員からアルバイトスタッフへなど、さまざまな関係性で起こり得ます。
社員全員が笑顔で働ける職場環境を実現するためには、社員全員で研修を受けて、ハラスメントに対する正しい知識を学ぶことがポイントです。
ハラスメント研修の実施方法は「eラーニング研修」と「対面・オンライン研修」の2種類。どのような研修を実施したいかに合わせて選びましょう。
費用目安(100IDあたり):
15万円~50万円前後
費用目安(30名あたり):
30万円前後+対面研修の場合は別途社員交通費