ハラスメント研修の義務化について
ここでは、ハラスメント防止法と、事業主の4つの義務について紹介していきます。企業イメージのアップや社員の定着率向上のためにも、組織はハラスメント対策に力を入れる必要があります。
ハラスメント防止法とは
パワーハラスメント防止法とは、改正労働施策総合推進法の通称であり、事業主が「パワーハラスメント防止のために雇用管理上必要な措置を講じること」を義務付けた法律を指します。大企業では2020年6月から改正法が施行されており、中小企業も2022年4月より施行されました。
参照元:【PDF】厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000584588.pdf)
パワハラ防止“4つの義務”とは
それでは早速ですが、パワハラ防止法で事業主に課せられる4つの義務について解説していきます。以下の内容を踏まえて、組織全体でパワハラ防止に努めましょう。
事業主の方針等の明確化及びその周知・啓発
事業主はパワハラ対策として、就業規則を整備する必要があります。ハラスメント規定などを盛り込み、組織をあげてハラスメント対策に取り組むことが大切です。また、ハラスメント対策を講じている事実を、従業者に対して周知する義務があります。従業員へ説明会を実施するなど、従業者に周知を行いましょう。
相談(苦情を含む)に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備
事業主はハラスメントの相談に応じたり、適切に対応したりするための体制を整える必要があります。ハラスメント防止研修の実施や、相談窓口の設置などを行い、ハラスメントが起こった際に適切な対処を講じられるようにしましょう。
職場におけるパワーハラスメントに係る事後の迅速かつ適切な対応
ハラスメントの相談窓口では一次対応を行い、事実関係を確認した後、ハラスメントの行為者と相談者への措置を検討します。両者に対してフォローを行い、再発防止策を検討することが大切です。行為者に対してはハラスメント再発防止研修などを実施して、再発防止に努めます。
相談者・行為者等のプライバシーの保護&労働者に対してその旨の周知、パワハラの相談を理由とする不利益取扱いの禁止
ハラスメントの相談を受け付けた際に、事業主は相談者と行為者のプライバシーを保護する必要があります。相談したことで不利益を被らないように、その旨を周知しなければなりません。パワーハラスメント相談を理由とする不利益取り扱いは禁止されているので、十分に注意することが大切です。
ハラスメントの周知は、ハラスメント研修を行うべき
ハラスメントの周知は難しく、指導とハラスメントの境界線が曖昧になっている従業者は少なくありません。共通意識を持ってもらうためにも、組織全体でハラスメント研修を実施すべきでしょう。
【目的別】
eラーニングのハラスメント研修3選
eラーニングのハラスメント研修を展開している企業のうち、管理職向け・一般職向けともに研修コンテンツを提供しており、「研修を受けたことで効果があった」というお客様の声が掲載されている企業からピックアップ。そのうち、企業担当者が求める目的に合ったハラスメント研修会社を紹介しています。
社内環境に合わせた
研修をするなら
エデュテイメント
プラネット
画像引用元:エデュテイメントプラネット公式HP
(https://all-e-support.jp/)
特徴
クオレ・シー・キューブ社監修の元作成されているので、
信頼性が高い
※ハラスメントの企業コンサルを提供しているクオレ・シーキューブ。パワハラという言葉を初めて提唱し、改善に向けた活動を行っている
毎年コンテンツが更新されるから、形骸化しない研修計画を立てられる
おすすめの企業
対策を強化している旨を対外的にアピールしたい企業
他社の研修では効果を感じられなかった企業
労務などの根本から
研修をするなら
日本能率協会マネジメント
センター(JMAM)
画像引用元:JMAM公式HP
(https://www.jmam.co.jp/hrm/course/elearning_lib/ved.html)
特徴
マネジメントや労務関連の基本内容から研修できる
最小10名~、希望人数に合わせた契約が可能
おすすめの企業
形式的な研修から始め、
マネジメントの基本を徹底させたい企業
立場や役職に合わせて徐々に受講者を増やしたい企業
まずは基本を
周知するなら
パナソニックソリューション
テクノロジー
画像引用元:パナソニックソリューションテクノロジー公式HP
(https://www.panasonic.com/jp/business/its/hrd/compliance/harassment.html)
特徴
最短20分から、効率的にハラスメントの概要が学べる
確保可能な時間に合わせて、コンテンツ内容をカスタマイズできる
おすすめの企業
初めてハラスメント研修を導入する企業
研修にかける時間を効率化したい
企業
2023/2/23、Google検索にて「ハラスメント研修」「ハラスメント研修 eラーニング」「セクハラ研修」「パワハラ研修」それぞれ検索結果6P目まで検索し、表示された39社の中から「研修を受けたことで効果があった」というお客様の声が掲載されている企業からピックアップ。条件に当てはまる7社から、以下の条件で厳選しています。
・エデュテイメントプラネット・・・ハラスメント研修のコンテンツが一番多かった企業
・JMAM・・・唯一、ハラスメント研修以外のコンテンツが通常プランで視聴できる企業
・パナソニックソリューションテクノロジー・・・一連の研修の所要時間が一番短く、基本を効率的に学べる企業
【目的別】
対面・オンラインの
ハラスメント研修3選
集合研修やオンライン研修などのハラスメント講習を提供している企業の中から、管理職向け・一般職向けともに研修を実施しており、効果があった研修として「ハラスメント研修に関するお客様の声が掲載されている企業」をピックアップ。そのうち、企業担当者が求める目的に合ったハラスメント研修会社を紹介しています。
会社の特性に合わせた
研修をするなら
クオレ・シー・キューブ
画像引用元クオレ・シー・キューブ公式HP
(https://www.cuorec3.co.jp/)
特徴
自社の課題に合わせて専用にカスタマイズした研修が受けられる
カスタマイズ例が提示されており、研修がイメージしやすい
おすすめの企業
対策を強化している旨を対外的にアピールしたい企業
他社の研修では効果を感じられなかった企業
特に受けてほしい人に
向けた研修をするなら
ハートセラピー
画像引用元:ハートセラピー公式HP
(https://heart-t.co.jp/training/)
特徴
新卒向けや加害者向けなど、立場に合わせた研修が豊富
個人や少人数から100名以上規模のものまで、2000回以上の研修実績あり(※)
おすすめの企業
既にハラスメント問題が浮上しており、対策を強化したい企業
ハラスメント問題に直面する可能性が高い層に向け事前対策したい企業
形骸化を防止し
定期的に研修をするなら
リスキル
画像引用元:リスキル公式HP
(https://www.recurrent.jp/categories/risk-harassment)
特徴
10種類の豊富な研修ラインナップで、毎年違う研修が受けられる
1.5時間~6時間の研修時間から選べ、予算や工数に合わせて研修を選べる
おすすめの企業
定期的な研修を効率的に受講させたい企業
毎年異なる研修を受講させ、自分事化を促進させたい企業
2023/2/23、Google検索にて「ハラスメント研修」「ハラスメント研修 eラーニング」「セクハラ研修」「パワハラ研修」それぞれ検索結果6P目まで検索し、表示された39社の中から、「研修を受けたことで効果があった」というお客様の声が掲載されている企業からピックアップ。条件に当てはまる会社から、以下の条件で厳選しています。
・クオレ・シー・キューブ・・・ハラスメントのカスタマイズ例が唯一掲載されていた企業
・ハートセラピー・・・唯一、加害者向けや新入社員向けの研修が実施されている企業
・リスキル・・・ハラスメント講習のラインナップが一番多く、さまざまな研修を実施できる企業
(※)2023年4月調査時点
ハラスメント研修について
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TWO TYPES
社員が笑顔で働くためには
全社員へのハラスメント研修がおすすめ
ハラスメントは上司からのみではありません。最近では部下から上司へのハラスメント行為問題視されています。そのほか先輩から後輩へ、同僚同士、社員からアルバイトスタッフへなど、さまざまな関係性で起こり得ます。
社員全員が笑顔で働ける職場環境を実現するためには、社員全員で研修を受けて、ハラスメントに対する正しい知識を学ぶことがポイントです。
ハラスメント研修の実施方法は「eラーニング研修」と「対面・オンライン研修」の2種類。どのような研修を実施したいかに合わせて選びましょう。
eラーニング研修
都合良い時間で効率的に受けさせたい
中途社員にもすぐ受けさせたい
費用を抑えたい
費用目安(100IDあたり):
15万円~50万円前後
対面・オンライン研修
コミュニケーションを通して
対策したい企業におすすめ
全社員同じ時間に研修を受けさせたい
ロールプレイングを積極的にやりたい
社員の反応に合わせて進めてほしい
費用目安(30名あたり):
30万円前後+対面研修の場合は別途社員交通費